こんにちは、加藤直樹です。
前回の記事では、クラウドファンディングで実施された
「おしょろ丸研修」の概要について紹介しました。
今回はその続き、「僕の参加動機」や、実際に参加しての「感想」について書いていきます。
参加動機
僕は気象予報士の資格を持っています。
気象には「水」のはたらきが大きくかかわっているのは、イメージしやすいと思います。
雨や雪、湿度(空気中の水蒸気!)など様々なかたちで気象に影響してきます。
海洋の水も、もちろん気象に影響しています。
海面の上は水が蒸発しやすいとか、海流によって日本付近にも暖かい海水が運ばれてくるとか。
気象解説の仕事を志し、気象をより深く知ることを目指すうえで、
海洋についても勉強したいなーと思っていたところ
今回の「若者に海洋学を知ってもらいたい」という「おしょろ丸研修」をTwitter上でみつけました。
場所は函館!
以前北海道を旅した時に、吹雪に見舞われて鉄道が動かなくなり函館から丸2日動けなくなったことがあります。
(その時の写真。運休が続きJR北海道がいわゆる「トレインホテル」を提供してくれました)
北海道の気象のシビアさを身をもって学んだ場所「函館」で海洋学の研修がある!
勝手に縁を感じて申し込むことにしました。
「交通費の補助が出る」というのも申し込みを後押ししました。
大学の実習ではお金を出してもらえるなんてことはまずないので(笑)
支援者の皆さま、ありがとうございました。
2泊3日の宿泊研修
今回の「おしょろ丸研修」では、船上で海洋学について学びながら、2泊3日の共同生活を送りました。
それほど長い期間でなくても、共同生活を送り、寝食を共にすると距離感が縮まりますよね。
寝室で相部屋の子とベッドで天井を見上げながらヒソヒソ話。
普段1人であちこち旅している僕ですが、修学旅行みたいで楽しかったです。
講義や実習、そして最後の研修の感想のプレゼンは班ごとに分かれて行いました。
僕の班は、最年長が僕(現在大学4年生)で、最年少メンバーは高校1年生。
僕は1年浪人して大学に入っているので、高校1年生だと年が8も違うことになります。
講義の内容は高校の範囲よりも進んでいる箇所があり、高校生にとっては理解が及んでいないところがありました。
そこを僕ら大学生が上手く解説できれば良いのですが、、、。
どこまで高校生たちの役に立てたかは何とも言えない(苦笑)
もっと人に伝える意識を常に持っておきたいと感じました。
あと、高校生のもつ純真な夢とか目標に心を洗われました。
僕自身、年を重ねるにつれてだんだん現実的というか、生々しいことばかり考えるようになってしまっていることに気づかされ。
改めて、フェラーリオーナーになるという夢に向かって邁進しようという決意を新たにしました。
年の違う人と接するのは新たな発見があって面白いですよ。
大学生や高校生の方は、もし身近に宿泊型の学習の場があれば、積極的に参加してみることをオススメします。きっとステキな出会いが待っています。
「おしょろ丸研修」で強く感じたこと
今回研修に参加して強く感じたのは大きく分けて3つです。
1、常に情報をゲットするためのアンテナを
世の中では様々なイベントが貴方の気づかないところで行われています。
今回の「おしょろ丸研修」についてもこの記事を読むまで知らなかった人もいるでしょう 。
僕は「おしょろ丸研修」をTwitter上で知ったと言いましたが、正確には気象キャスターの斉田季実治さんによるリツイートで知りました。
自分の好きな分野(僕の場合は気象や鉄道、旅行など)のプロフェッショナルもしくは情報通をフォローしておくことで、有益な情報をゲットすることが出来る確率はぐっと上がります。
少なくとも何もしないよりは。
今回の「おしょろ丸研修」の主催者の1人である茂木耕作さん(通称:モテサクさん)もSNSなどで様々発信されています。
自分の「好き」に特化されている方の発信は魅力的なものが多いです。
自分と同じ方向に興味を持つ人をフォローしておくと質の良い情報にたどり着ける確率は上がります。その収集の場はTwitterやFacebookなどさまざまあります。
自分にとって有益な情報がはいってくるような情報網を構築していくことに注力して損はない。
2、実際に会って話すのが一番
最近はSNS隆盛の時代で、ネット上で様々な人と繋がることが出来ます。
ですが、実際に面と向かって表情をみながら話す方が、僕はしっくりきます。
特に1対1での対話。
僕自身、最近人と1対1で深い話をする機会が少なかったです。
今回の「おしょろ丸研修」では、懇親会や講義を通じて、様々な「ココだけの話」を聞くことが出来ました
今後も実際に人と会って話す機会を積極的につくって行きたいです。
3、やっぱりまだまだ知らないことだらけ
今回海洋学を海上で学ぶ中で、さまざまな知らなかったことに出会いました。
新しいこと(今回でいうと海洋学)に足をつっこむと、全然自分が無知であることに気づきます。
無知であることは、「劣っている」「恥ずかしい」など、ネガティブな印象で受け取られることが多いと思いますが、無知であることはその分「伸びしろ」があるということでもあります。
始めたてのころは、経験者と比べて伸びしろが大きい分成長が早く、成長が早いとその分やる気も出てくるという好循環にハマりやすい。
(始めたてといってもある程度の継続が必要ですが)
僕は海洋学を本格的に勉強するのは始めてでしたが、
2泊3日の研修で色々勉強させてもらって、ぐわっと見識が広がりました。
そこまで深く勉強しなくても、
少し知っているだけで自分のなかの情報網が少し広がった気がします。
たとえば、今回「海洋学」を少し、ほんの少しかじっただけで、
今後「海洋学」という単語にオッと反応できるようになる気がしませんか?
「無知の裏には「伸びしろ」が隠れている」をモットーに
これからも好奇心旺盛に、どんどん新しいことを初めて、
物事に常にフレッシュな気持ちで取り組んでいきたいです。
最後に、帰りの小樽→舞鶴のフェリーからの夕日と朝日の写真を🤳