こんにちは、加藤直樹です。
僕は大学で土砂災害に関する勉強をしていますが、
専門として学ぶこと以外にも、
自分の興味の湧いたことに触れることは
専門分野を学ぶ上で活きてくる
という信条で、面白そうな講義や実習には積極的に参加してきました。
そこで、今回はTwitterでみつけて参加した実習を紹介したいと思います。
その名は、
海洋学研修プロジェクト「船の上で海を学ぼう2018」
です!
2018年9月15日~17日に、函館で開催されました。
僕は、いままで様々な実習に参加してきました。
自分の大学主催の森林実習(森の中で林業などについて学ぶ)、
他大学主催の森林実習、
国土交通省主催のキャンプ砂防(国が行う治山事業などについて学べる、かなりオススメ)
などなど。
そんな中、今回参加させていただいた「おしょろ丸研修」は、特別印象深く、
僕の人生を揺さぶるような研修になりました。
今回の記事では、「おしょろ丸研修」について紹介したいと思います。
海洋学研修プロジェクト「船の上で海を学ぼう2018」とは何か
1、日本海洋学会ブレイクスルー研究会主催の海洋実習
「海洋学の魅力を若者に届けたい!」という思いのもと
日本海洋学会の有志によって計画された
2泊3日の宿泊学習プログラムです。
海洋学の専門家の方々と実際に話し、
海洋学の「現場」に足を踏み入れることができる。
海洋学「初心者」の僕でしたが、貴重な機会を提供していただきました。
2、参加学生は高校生〜大学生
「若者に海洋学について知ってほしい!」ということで、
参加対象は高校生〜大学生(専門学生も含む)。
海洋学を勉強していない人でも参加okでした!
僕(現在大学4年生)は最初、高校生と一緒の実習ってどうなるんだろうと
一抹の不安がありましたが、それは杞憂に終わりました。
(くわしくは次回の記事で)
3、実際に船の上での研修
実習は北海道大学の所有する練習船「おしょろ丸」上で行われました。
実際の船内・船上の写真がコチラ
かっこいいでしょ?
おしょろ丸(Ⅴ世)は2014年に竣工した、新しい船です。
普通なら北海道大学の学生しか乗ることができない「おしょろ丸」
そんな「おしょろ丸」に乗船しながら海洋学を学ぶことができる。
いままでこんな破天荒な実習には出会ったことがありませんでした。
「おしょろ丸」について詳しく知りたい方はこちら!
おしょろ丸TOP » おしょろ丸/うしお丸 | 北海道大学水産学部附属練習船
4、資金はクラウドファンディングで集められた
「おしょろ丸研修」の一番の特徴は、
「クラウドファンディング」による資金調達で行われた実習
ということです。
クラウドファンディングとは?
僕の言葉で簡潔にまとめさせていただくと、
「共感してくれる人に出資してもらって物事を起こすこと」です。
「若者に海洋学を知ってもらいたい!」という日本海洋学会の皆さんの思いに
共感した人々が出資してくれたおかげで、「おしょろ丸研修」は開催することができたのです。
大学などが行っている実習では、実習が行われる現地までの交通費や食費、宿泊費がかかります(そのことに対する文句を言う気はさらさらありません)。
それに対し、「おしょろ丸研修」では実習中にかかる費用(食事代や宿泊代など)の食事はクラウドファンディングによる資金が充てられました。
それだけでなく、研修実施地の函館までの交通費の一部も補助していただきました。
最近「クラウドファンディング」という仕組みが流行っていることは知っていました。
ですが、海洋学実習である「おしょろ丸研修」に参加するという形で初めてクラウドファンディングに触れるとは思いませんでした。
個人では起こしがたい「アクション」を
ネットを通じて共感してくれた人々が「支援」してくれる
画期的な仕組みです。
僕は実際に支援してくれた方々に会えてはいませんが、この場を借りて。
貴重な場を設けてくださってありがとうございました。
今回の経験が後々、僕の人生におけるブレイクスルーの手助けをしてくれる気がしています。
僕からの「おしょろ丸研修」の説明は以上です!
魅力がすこしでも伝われば幸いです。
もっと知りたいという方は、主催者の1人、茂木耕作先生(通称:モテサクさん!)のブログを是非読んでみてください。いい意味で研究者のイメージをぶっ壊してくれる、ステキな方です。
次回の記事では「僕の参加動機」や「実習に参加しての感想」について書きます。
・・・coming soon・・・