皆さん、SLに乗ったことはありますか?
SLとは、かつては日本全国を駆け巡っていた蒸気機関車のことです。SLが’’Steam Locomotive’’、蒸気機関車の略というのは、覚えておくとどこかでドヤできるかもしれません笑。
小さい頃にSLを子供向けの写真付きの本でみてから、一度は乗ってみたいと思っていたSLに乗車するチャンスは思いがけない形でやってきました。
まず大学の研究林実習に参加するために北海道東部、いわゆる道東の標茶(しべちゃ)に行くことになりました。
次に移動手段を考えました。はじめての北海道、素直に行って帰ってだけではつまらない!徹底的に巡ってやろう!ということで
①東京でブラブラした後成田から新千歳まで飛行機で移動し
②札幌から根室に向かい花咲線(釧路〜根室、正式名称は根室本線)を乗りつぶし
③根室から折り返して釧路方面に戻り標茶に向かい
④1週間大学の研究林実習に参加し
⑤実習が終わってから北海道フリーパスを使ってJR北海道の在来線を乗りつぶす!
ことに致しました。SL関係なくね?と思われるかもしれませんが、なんと!JR北海道は釧路〜標茶間で冬季限定で臨時列車「SL冬の湿原号」を運行しているのです。
SL冬の湿原号|白銀の雪原を満喫! 釧路~標茶間で1月27日から運行開始 | たびらい
大学の研究林実習の始まる日にもバッチリ運行されることになっていたので、京都ではやめに指定席券を購入しておきました。
昨日とはうってかわって根室では青空が広がっていました。やはり京都より太陽の高度が低い気がしますね。
根室から、SL冬の湿原号の通る釧網線の分岐する東釧路駅まで普通列車で移動し、駅近くのスーパーで買い物して時間を潰してホームに戻って待っていると、、
加藤直樹 北海道周遊中 on Twitter: "2/19 東釧路駅から「SL冬の湿原号」に乗った時の!煙モクモクでいいですね〜… "
キタキタキタキタ!甲高い汽笛を響かせながら、入線してきました!
機関車がエンジンを積んでいない客車を引っ張るスタイルなので、気動車とも電車とも違う、ジョイント音がガタンゴトンと響く、今まで経験したことのないサウンド。
車内はクラシックなかんじ。
列車は釧路湿原を通りますが、多くが雪に覆われていてあまり湿原感はありませんでした泣。しかし車窓からは、運良くタンチョウヅルの飛翔シーンもみることができました!
かっこいい!ガイドさんの話では2匹の両親ヅルと2匹のこどもヅルらしい。でも両親は次の繁殖の準備をしなくてはならないから、そろそろこどもヅルは独り立ちしなくてはならないそうです。
そうこうしているうちに終点標茶に到着しました。約1時間半の特別な時間でした。子供の頃からの「いつかSLに乗る!」という夢が叶って感無量でした。
この冬の「SL冬の湿原号」はもう終わってしまったので、乗ってみたいという方は是非来年度の冬に訪問してみてください!