オレ部

社会人4年目の雑記ブログです。

寝台列車・サンライズ瀬戸号ノビノビ座席に乗ってみた。

皆さん、寝台列車に乗ったことはありますか?

寝台列車とは、夜間に長距離を移動する列車のことで、寝台施設を備えているものを云います。
かつては東京・大阪から各地方都市に向かうブルートレインをはじめとして、寝台列車が数多く運行されていました。しかしモータリゼーション、交通網の発達・高速バスの台頭などにより次第に寝台列車は数を減らし、最近ではブルートレインの定期運行は無くなってしまいました。

そんな中、現在唯一寝台列車として定期運行されている列車があります。それがタイトルにもある「サンライズ瀬戸・出雲号」です。

サンライズ瀬戸・出雲号とは

サンライズ瀬戸号は東京と香川県高松駅を、サンライズ出雲号は東京と島根県出雲市駅を、それぞれ結ぶ列車です。「サンライズ瀬戸・出雲号」と併記されるのは、東京〜岡山間を連結して走るからです。

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客室の種類は1人用、2人用の個室から、ざこ寝のノビノビ座席があります。1人個室にはA寝台という豪華な個室もあります。

車内案内│サンライズ瀬戸・出雲 285系:JRおでかけネット

また、寝台列車の料金は少し特殊で、乗車料金、特急料金の他に寝台料金がかかります。寝台料金は個室に対してかかるお金なので乗車距離に依らず一定となります。ちなみにざこ寝のノビノビ座席には寝台料金がかからず乗車料金と特急料金のみで乗れておトクです。

きっぷあれこれ > 寝台券:JR東日本
そんなサンライズ号、東京行きは関西では神戸の三ノ宮駅大阪駅に停車するので、東京に移動するために大阪駅から上り列車(東京行)に乗車してみました。僕は京都市に住んでいるので、京阪電車とJR環状線を乗り継いで大阪駅に向かいました。サンライズ瀬戸・出雲号が発射するのは、11番のりば。昼間は金沢方面に向かうサンダーバードなどが発着するのりばです。

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今回は学生らしく(?)、一番安いノビノビ座席を利用しました。学割で乗車券が2割引されても合計で1万円を超えてしまいました泣。平日の東京京都間の夜行バスだと3000円台からであることをかなり割高です。ですが小さいころからの憧れの寝台列車に乗れることを考えたら安い、、、はず。

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車内の写真は夜遅かったので遠慮しました。
ノビノビ座席には上段と下段があり、僕は下段でした。下段は車輪の振動が伝わりやすく、おそらく上段の方が快適なのかもしれません。ノビノビ座席は安い故に人気の席なので、上段が良ければ早めに予約する必要がありそうです。
席には大きめの毛布と枕カバーがありました。毛布の使い方は人それぞれでしょうが、床が硬かったので、僕は下に敷いて使いました。
2月半ばの乗車でしたが車内は暖房が効いていて寒さは感じませんでした。車内は乾燥気味で寝起きはちょっと喉が痛かったです。マスクをして寝るなど対策したほうが良さそうです。
また、広さは身長が180センチ弱ある僕が足をしっかり伸ばせるほど広く。大きめのキャリーバッグを置く余裕もありました。
大阪から東京までは6時間半程度かかりますが、夜行バスの窮屈な座席で寝ることを考えたら圧倒的に快適でした。疲れていて車窓を楽しむ余裕はありませんでしたが、普段列車に乗らない時間帯(深夜)に列車に揺られながら移動するというのも中々オツなものです。

目が覚めたら新横浜に着く前で、その20分後くらいには終点の東京駅に着きました。あっという間の移動でした。

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ノビノビ座席でも十分に快適でしたが、次回サンライズ号に乗る機会があれば、大阪〜東京の短い距離で無くもっと長い距離(高松〜東京とか出雲市〜東京とか)を乗って、ノビノビ座席では無く車窓をのんびり楽しめる個室を予約してみたいですね。

サンライズ号、夜行バスと比べると割高ですが新幹線での移動を考えているのならのんびり車中泊もいいのではないでしょうか。是非一度、試してみてください!